町田・相模原|不登校の高校生のための通信制高校「精華学園町田校」校長ブログ

気持ちが悪い学校とは?

time 2016/10/27

自立と支援の狭間で

精華学園高等学校では生徒が自分で選択することを重要視しています。
先生が「◯◯学部が良い」と言ったからという動機で受験する子は合格した後に迷子になります。「なぜ、この進路を選んだんですか?」「本気でやりたいのか?」という問いに答えられないからです。

 

生徒の成長度合いに関係なく支援をすれば生徒は成長しないばかりか依存します。

精華学園高等学校(進路相談)

「先生!どうすれば良いでしょうか?」

と頼る悪いクセが抜けない人は会社に入って「指示待ち人間」と呼ばれます。たとえ今現在は何もできないとしても自立している子は自分の責任、自分の判断で前に進んでいきます。自分で進んでいく上で知らないことや助けが必要なことを最小限で支えていくことが成長を促します。

気持ちが悪い学校

最近関わりがあった若者が言っていた言葉で耳に残ったのが「気持ち悪い学校」というフレーズです。ある通信制高校に通っているようなのですが、(不登校の子どもはかわいそう)(不登校の子どもは頑張っている)(愛情をもって接することが大事)と先生や職員が信じているようで、学校に行くたびに「よく来たわね〜大変だったでしょう??」と猫なで声で言われるそうです。その若者はその言葉を「気持ち悪い」と言っていました。

理由を尋ねてみると

  • 先生が真剣にぶつかり合うのが怖いから猫なで声だと思う
  • 相手の気持ちも知らずに腫れ物に触る話し方をする無神経さ
  • コミュニケーションが浅すぎるコミュ障スタッフ
  • かわいそうという前提に押しつぶされそうになる雰囲気
  • 学校に行くことが難しくないといけない前提

こんな前提で「大丈夫?」「大変だったでしょう?」と気持ち悪いほど過保護に教育された子が社会で生きていけるでしょうか?社会に入った瞬間から誰もそんな言葉をかけてくれません。正確に言うと大学や専門学校でも基本的にはそんな関わり方をしてくれません。それが愛情のある教育でしょうか?

必要なものを最小限で

教育に欠かせないのは洞察力です。
100の作業をするとして、67の実力の生徒に50の支援をしたら、17余ります。これは甘やかしです。一方で30の実力の生徒に50の支援しかしなかったら、100に達することはなく、その生徒は失敗してしまいます。失敗の仕方によっては心が折れてしまうかもしれません。生徒が67だと洞察したら、32の支援をします。合計すると67+32=99です。あと1足りないその不足を生徒が頑張って補って、100にすることができれば生徒は成長するし、達成感を感じ、自信と自立を深めます。そして、68に成長した生徒に対しては31の支援をすると支援を減らしていくのです。

それと比べると「大丈夫?」「大変だったでしょう?」という先生は生徒の実力に関係なく、100の支援を続けます。67の生徒も30の生徒も一律に問題を起こしませんが、依存をします。気づけば67の生徒は50、30、20しかできなくなります。先生がやりすぎるからです。

洞察力を活用した教育

精華学園高等学校 町田校の授業は独特です。10人の生徒に1人の先生が英語の授業をしていても一人一人の実力に合わせて、役割を変えたり、質問を変えたりしてそれぞれの生徒が伸びるように構成されています。その生徒が本当はどれくらいの実力なのか?コンディションなのか?を察しながら授業の難易度やアレンジをすることができるのが精華学園高等学校 町田校の教員の素晴らしいところだと思います。

 

やる気引き出すモチベーション教育

プロフィール

椎名雄一(心理カウンセラー)

椎名雄一(心理カウンセラー)

初めまして。椎名雄一です。 多くの大人が問題を先送りしようとします。今、解決しなければ、子どもはより困難な未来を乗り越えなくてはなりません。 [詳細]