町田・相模原|不登校の高校生のための通信制高校「精華学園町田校」校長ブログ

不登校の高校生の大学進学

time 2016/12/22

目次
  1. 不登校の高校生の大学進学
  2. 進路を決める

 1.不登校の高校生の大学進学

不登校の高校生の大学進学には大きく分けて2つのタイプがあります。

 一般入試

中学受験をして中高一貫校の進学校から転校してきた生徒、公立・私立の偏差値の高い高校からの転校の生徒は、大学の一般入試をしたいと考えています。進学校で培ったのか、少しでも偏差値の高い大学や学部に進学することを望みます。学部や学科も一つに絞るよりは、同じ大学でいくつかの学部・学科を受験し、合格した中でどこに進学するかを考える傾向にあります。現役で合格した大学に納得できない場合は、浪人をします。現役であれ、浪人であれ、自分が納得できる大学に合格した時、ひとつのゴールを達成したと感じるようです。

 AO入試

進学に特化していない高校からの転校の生徒は、大学や入試についての知識もあまり深くはなく、強いこだわりもないので、AOや推薦入試で大学に進学することが多いです。本人が何をしたいのか、何に向いているのかなどを、生徒と教員で一緒に考えて、進学先を選びます。不登校を経験した生徒の中には、大学の近さも重要なようで、通学時間を減らすことも大学を選ぶ際の基準になります。

AOや推薦入試では、①これまでの自分の経験、②大学で何を学びたいか、③将来(大学卒業後)に何をしたいかの明確な考えを表現する必要があります。出願時にそういったことを文章で表現した書類(例:自己アピール書)を提出し、面接でもその内容を確認されます。夏休み中に個別指導で、生徒の考えや気持ちを引き出しながら、自己アピール書を作っていきます。自己アピール書を作成することで、生徒自身もこれまでのことを振り返り、将来のことを深く考える機会となります。

将来なりたい職業の大人たちの面接がAO入試の力になります。学部を選ぶというよりは進路、どのような職種に就きたいか?どのように生きたいかを明確にすると大学卒業後の未来が見えてきます。そんな将来が見えた生徒には実際にその職業の大人との縁をたくさん作ります。将来の自分がなりたい職業をすでにやっている人や将来の雇用先になり得る企業での生の情報からAO入試の準備をしていきます。机上の構想ではなく、実際にその業界の人数名とあって話をしている生徒がAO入試に合格しないことは稀です。

2.進路を決める

オープンキャンパス・模擬授業

AOや推薦入試を受ける生徒は、高校2年生位から何度も大学のオープンキャンパスに参加するように勧めています。今は高校1年生からオープンキャンパスに参加することも一般的ですし、模擬授業で大学の講義を聴いて、その学びが本当に興味のあることなのかを確認してほしいです。高校3年生は、模擬授業はもちろんですが、個別相談コーナーで大学の先生と直接話すことも大切です。

出願まであと少しという時期に、出願する学部を変えたいと申し出た生徒もいます。自己アピール書を書く段階で、再度、大学のパンフレットを読み、これまで得意だったことを思い出して、大学で学びたいことは「これだ!!」と思ったそうです。これまで準備してきた学部とは異なりましたが、本人の学びたい気持ちを最優先に考え、生徒もすぐに大学のオープンキャンパスに行き、個別相談で学びたいことを相談し、新たに希望した学部で出願、AO入試に合格しました。

やる気引き出すモチベーション教育

プロフィール

椎名雄一(心理カウンセラー)

椎名雄一(心理カウンセラー)

初めまして。椎名雄一です。 多くの大人が問題を先送りしようとします。今、解決しなければ、子どもはより困難な未来を乗り越えなくてはなりません。 [詳細]