町田・相模原|通信制高校 精華学園町田校 校舎長ブログ

起立性調節障害、うつ病、ひきこもり、発達障害に必要なのは「正しい理解」

親が原因ではない

time 2017/12/15

よく不登校は親の責任。とか親に原因があると言われることがあります。実際に親が変わることで子供の不登校が改善することはありますが、それは親が間違えた方法で子育てをしていたと言うわけではありません。むしろ原因が親にあると考えすぎることで二次的な問題を引き起こしてしまいます。
親子の関係で築き上げてきたものがあるからこそ、新しい考え方を入れることで不登校が改善するのです。

原因の一つは「子供の成長」

 子供の中で起きている不登校の心理的な原因の1つが成長です。子供は刻一刻と成長し、視野が広がり新しいものの考え方を手に入れていきます。親子で過ごしてきた日々をベースに子供はさらに成長していきます。そしてある時点で親の考え方とは違った自分なりの考え方を手に入れます。その結果として、今まで無条件に受け入れてきた学校に行くと言うことを自分なりに考え始めることもあります。そんな子供の成長を察しながら親があり方を変えることで間接的に不登校の原因が解消されることがあります。

親の期待から外れること

子供は無意識に親の期待に沿うように成長していきます。そして、自分なりの考えを持って親の期待から外れた行動したくなることもあります。
不登校の原因を取り除こうとして、親が考え方を変えるのではなく、子供がある程度、成長したので、親子の関係性を変える必要がある事はあります。つまり、子供扱いすることを交え、親子の関わり方を変えるのです。そうすることで子供は親の期待から外れることができ、大人への第一歩を歩み始めることができます。

親が原因になっている場合

理屈っぽい親

不登校の子供が悩んでいる原因は心にあります。理屈をこねて、いくら説得したり、正論を言ってもあまり意味がありません。なぜなら子供もそれは理解しているからです。原因が心にあると頭でわかっていても心が反発してそうならないのです。そんな時に親が理屈っぽいと無理矢理心を捻じ伏せてなんとかしようとしてしまいます。それが男をこじらせる原因になってしまいます。
心が落ち着かず、不安な気持ちの時に理屈でこうあるべきだと言われても子供は心を閉ざしてしまうだけです。それがさらに不登校悪化させる原因にすらなってしまいます。
親が論理的な話を止め、子供の心に寄り添って、いわゆる傾聴をすることができると驚くほど不登校が改善することがあります。

気が短くて話を聞かない親

不登校は場合によってはその子の人生に関わる問題です。人生の問題は短い会話や即効性のある方法で簡単に解決するとは限りません。しかし、魔法のような方法で簡単に解決させようとする親がいることも事実です。そうすると親が待ちきれずに子供を説得してしまったり、じっくりと話を聞くことができないことがあります。子供は今の状況や不登校の原因にじっくり向き合うことができないので問題が余計に悪化してしまいます。

イライラしている親

不登校の子供を目の前にしていると確かに親としてはストレスを溜めやすいものです。それ以外にも仕事や親戚付き合いやいろいろな問題があるかもしれません。しかしそんなふうにイライラしていて、親がいっぱいいっぱいだったら子供は悩みを相談することができません。子供が話しやすいようにゆったりとした時間を作り、親がリラックスしていることがまず何よりも大事です。

親の価値観で未来を考える

親の年代はまだ年功序列の考え方があったり、終身雇用の考え方に近い教育を受けました。しかし今はネットで世界中とつながったり、個人にでも簡単にビジネスが起こせる時代になっています。親の価値観で考えて、未来を不安に思うのと子供が現代風に未来を考えるその中身にはギャップがあります。親が不安になってしまうとそれが子供を不安にさせる原因になってしまいます。親が楽しい毎日を過ごしているお手本になる必要があります。

親の人生の第二章

親が自分の人生で成し得なかったことを第二章として子供に託すことがよくあります。しかし子供はその人生がやりたいのでしょうか?もしそうでないとしたらそれが子供を苦しめる原因になることもあります。不登校をきっかけに親がこんな子供になってほしいと願う育て方と子供がこんな大人になりたいと願う人生と比べてみると新しい道が見えるかもしれません。

プロフィール

椎名雄一(心理カウンセラー)

椎名雄一(心理カウンセラー)

初めまして。椎名雄一です。 多くの大人が問題を先送りしようとします。今、解決しなければ、子どもはより困難な未来を乗り越えなくてはなりません。 [詳細]