町田・相模原|通信制高校 精華学園町田校 校舎長ブログ

起立性調節障害、うつ病、ひきこもり、発達障害に必要なのは「正しい理解」

親子関係と不登校の原因

time 2018/01/06

一番身近な関係だけに親子関係は普通のコミニケーションよりも難しいといえます。ここでは不登校の原因として親子関係が関係する場合をご紹介します。

ジェネレーションギャップ

親子関係を難しくする原因の1つがジェネレーションギャップです。多くの親の年代は経済成長や競争の中で育ちました。なので、上下関係、縦方向の関係性が強い年代といえます。一方で子供の年代は分かち合い、シェアの年代といえます。横方向の関係性が強く、競争の概念があまりありません。親の代からしたら覇気がないとか、根性がないと思われがちな彼らは競争ではなく分かち合いで人生を先に進めていこうとしています。親子関係においてこのギャップを理解していないと根本的な価値観がずれたままコミニケーションしてることになるかもしれません。

親子関係の概念の変化

昭和の頃は親が絶対の存在で子供がそれに従うと言う親子関係が一般的でした。しかし最近では友達のような親子関係が多く、子供を本気で怒鳴ったり、叱ったりすることができない親が増えています。子供を怒ること怒鳴ること、場合によっては叩く事はタブーとされ子供を褒めて育てようという流れが主流になりつつあります。叱られて育った子供はノルアドレナリン系の回路が育ちやすく、危機感を感じると頑張ることができます。なので親の年代は期限が迫ってくると頑張れたり、怒られると頑張ることができます。一方で褒められて育った子供はドーパミン系の回路が育ちやすく、興味思ったり、ワクワクしたりすると頑張ることができます。逆に危機感を煽ってもそれが彼らのモチベーションにはなりません。そんな親子関係のあり方の変化自体も親と子の価値観の違いにつながっています。

親の成功体験・失敗体験

親の教育方針のベースは親の人生体験に基づいていることがほとんどです。親の成功体験をベースにそれを子供に伝えようとしたり、親が失敗した体験を子供にさせないように予防したりします。それが親子関係のベースになりますが、残念なことに親と子供では生活環境のベースが違います。さらに性格が違うので、同じアプローチが通用するわけではありません。親が自分の成功体験・失敗体験をいちど忘れて子供と向き合わない限り、親子関係は親による押し付けになってしまいます。これが間接的な不登校の原因になってることがあります。

小手先の演技

子供が不登校になると親は親子関係のあり方を変えて問題を解消しようとします。場合によっては演技をしたり、作戦を考えたりして巧妙に対処をしようとする親もいます。しかし、生まれた時から親の言動を見ている子供は敏感にそのパターンを見破っています。親子関係の急激な変化の不自然さや作品に気がついてしまうと子供はそれを不審に思い余計に心を閉ざしてしまいます。小手先の演技は逆効果と考えた方が良いでしょう。特に本を読んだり、ホームページを読んだり、勉強会に参加したものをそのまま使おうとすると子供に読み取られてしまいます。

プロフィール

椎名雄一(心理カウンセラー)

椎名雄一(心理カウンセラー)

初めまして。椎名雄一です。 多くの大人が問題を先送りしようとします。今、解決しなければ、子どもはより困難な未来を乗り越えなくてはなりません。 [詳細]