町田・相模原|通信制高校 精華学園町田校 校舎長ブログ

起立性調節障害、うつ病、ひきこもり、発達障害に必要なのは「正しい理解」

「ありがとう」が助けになる

time 2017/12/31

不登校・ひきこもりになると役割をなかなかもらえなくなります。調子が悪いんだからゆっくりしていれば良いと言われたり、相手にしてもらえなかったりするからです。

1.役割があること

どんなに些細なことでも良いので役割があると自分の居場所ができます。感謝されればなおさらです。不登校の状態でもできることはたくさんありますから、探して役割を作ってあげてください。

1)キッチン周り

食器を片付けてもらったり、拭いてもらったり、お皿を取ってもらうだけでも役割を作ることができます。料理の最中に「ちょっとそれ取って!」と何かを取ってもらうだけでも「ありがとう」ということができるのです。大事なのは必要なお願いをするのではなく、「ありがとう」というためのお願いをすることです。キッチン周りにはちょっとした作業がありますので、最初は5秒で終わるようなことからお願いしてみてください。

2)パソコン・スマホ関係

子どもの方がITに関しては詳しいということはよくあります。仮に実力は五分五分でもお願いしたり、質問したりして頼ることで役割とありがとうを生み出せます。

3)一緒にゲーム

ゲームの中の世界には学校やいつもの生徒はいませんので、安心できる空間でもあります。親がそのゲームの世界に入り込んで作業を共有したり、感情を共有できると居場所ができます。ゲームの中での些細な達成感の積み重ねが回復の手助けにもなっています。

 

2.達成感を積み上げること

ゲームの世界は適度な難易度でレベルが上がったり、スキルや魔法を覚えたりします。それが簡単すぎても難しすぎてもうまくいきません。そのゲームの仕組みを理解することで達成感を積み上げるゲーム的な仕組みを作ることができます(ゲーミフィケーション)

1)レベルが上がると強くなる

一定の経験値がたまるとレベルが上がる仕組みはオーソドックスですが、今までできなかった必殺技や魔法が使えるようになるとテンションが上がります。

2)バッジ

プロ野球にはいろいろな賞があります。盗塁王とかホームラン王的なものだけでなく、3塁にランナーがいるときの打率とか、初球を打ってヒットにしている数など様々な条件でカウントすることでたくさんの1位を生み出すことができます。小さなたくさんのミッションを作ることで褒める機会が増やせるということです。

3)ビジュアル化される

スタンプカードはスタンプがたまっていく様子を目でビジュアル的に見ることができます。「おお、たくさんたまったぞ!」と思うと嬉しいものです。あるいはスマホゲームでは進化したり、Sレアのカードを手に入れるとイラストがノーマルのものより格段に綺麗になっています。成果がカードのイラストの豪華さに反映されるというのも同じ話です。

 

プロフィール

椎名雄一(心理カウンセラー)

椎名雄一(心理カウンセラー)

初めまして。椎名雄一です。 多くの大人が問題を先送りしようとします。今、解決しなければ、子どもはより困難な未来を乗り越えなくてはなりません。 [詳細]