町田・相模原|通信制高校 精華学園町田校 校舎長ブログ

起立性調節障害、うつ病、ひきこもり、発達障害に必要なのは「正しい理解」

不登校時の甘やかし

time 2018/02/02

不登校になってしまった中高生への対応は非常に難しいものがあります。どこまでが甘やかしで、どこからがサポートなのかが区別つきにくいからです。実際に「甘やかし」になってしまっているご家庭も少なくありません。

1.甘やかしとは?

そもそも甘やかしとはどういう状態を指すのでしょうか?人はそれぞれの人生を生きています。自分だけの人生を全うするだけでも簡単なことではありません。当事者が自分で立とうとしなければサポートする人は自分の人生を放棄せざるを得ません。これは完全に甘やかしです。

100点満点中1点しか取れなくても良いから自分の力で立とうとする。これが最低限必要なことです。

不登校が始まって、失意のどん底にいるときには確かに出力が0になってしまうことがあると思います。こういうときには全力で支えてもらいたいものです。むしろ、過剰に接してもらったほうが「ああ、受け止めてもらえた」という感覚が強くなることもあります。

しかし、それが1週間、2週間と経過すると様子が変わってきます。リラックスしてだらだらしたり、ゲーム三昧になる。その辺りが最初のラインです。「学校に行きなさい」という方向性ではなく、対話をしつつもある程度の緊張感を保ってあげることが復帰を楽にします。このタイミングで甘やかしてしまうとどんどん状況が悪くなります。

2.テーマは選ばせつつも活動を止めない

学校とは関係のないテーマでも構わないので、何かの主体的な活動を止めないように注意します。最初のうちはゲームでも良いですから、主体的な活動を継続できるようにします。また、家事などの一定のガイドラインを設けて、緊張感を保てるようにできるとズルズルと問題が大きくなりません。

3.本心で関わる

不登校・ひきこもりの中高生と関わるポイントは「本心」です。彼らは大人の心理、考えを察しています。表面的に取り繕っても信頼しませんし、表面的な駆け引きを返してきます。大人が自分の弱いところも含めて本心を語ることで子どもも本心を語ってくれるようになります。お互いに神様のように完全な存在じゃないとわかることで自立を促すことができるのです。

プロフィール

椎名雄一(心理カウンセラー)

椎名雄一(心理カウンセラー)

初めまして。椎名雄一です。 多くの大人が問題を先送りしようとします。今、解決しなければ、子どもはより困難な未来を乗り越えなくてはなりません。 [詳細]