町田・相模原|通信制高校 精華学園町田校 校舎長ブログ

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中学校で不登校。高校受験をどうするか?

time 2018/03/19

中学校の間に不登校になってしまったり、小学校から不登校が続いている場合、高校受験のタイミングがひとつの節目になります。

1.問題は高校受験なのか?

高校受験が迫ってくるとどうしてもそのハードルを越えることを考えてしまいます。しかし、本質的な問題は高校受験ではありません。それまでなぜ中学校に通えなかったのか?どんな違和感があるのか?どんな気持ちだったのか?それによっては高校受験をして仮に学校が決まったとしても結局通えなくなってしまいます。

そして、高校受験だけでなく、ハードルを越えれば良いという発想が問題を先送りにして、ややこしくしてしまいます。重要なことは高校受験ではないのです。

 

2.通える高校は多い

最近では高校受験をしなくても通える高校が増えています。特に通信制高校などは受験がなかったり、簡単な面接で入学を許可してくれます。「入れてもらえるだろうか?」という不安が勝ってしまうと無理をしてでも体裁を整えたくなりますが、それがもともとの悩みを深めてしまうことにもなりかねません。

 

3.不登校の解消

不登校の経験がある子どもたちは「不登校を体験した」という経歴を解消しなくてはなりません。それは必ずしも「マイナスを受け入れる」といった類のことではありません。不登校になる子どもの多くは何かに気がついています。それは大まかにいうと現在の社会の問題点です。それを言葉にできない違和感、やる気が出ないという感覚で感じ取っているのです。

不登校の本当の解消は「どこに違和感を感じたか?」「どこに理不尽さを感じたか?」に関係があります。「自分の居場所じゃない気がしたのはなぜか?」「やろうという気持ちになれなくなったのはなぜか?」それを突き詰めていくと子どもたちの過去だけでなく、未来が見えてきます。それを見据えることが本当の不登校の解消です。つまり、体験をしっかりと糧にすることです。これは「目に見えない心の動き」なので、高校受験のようにわかりやすいものではありません。しかし、形式的に高校生になるよりはその心の成長が大事なのです。

 

4.心の成長に合わせた高校生活

高校受験をして不登校だった自分に蓋をするよりも高校受験より心の成長を重要視する場に参加して、自分自身を整えることに価値があります。さまざまな人の人生観や生きるコツを学び、自分自身の違和感とも向き合うことでしか見えてこない未来です。

高校受験に受かり、大学受験に受かり、就職試験に受かってもうつ病になってしまう人もいます。それは形式ばかりを追い求めたツケとも言えます。高校生活の中で自分自身をしっかり見つめる。そんな高校を私は運営していきたいと思っています。最近は未来について相談する生徒が増えてきました。そんな生徒のお手本になるような大人を見つけ出し、ひきあわせる。これは重要な教育だと私は考えます。

 

 

 

プロフィール

椎名雄一(心理カウンセラー)

椎名雄一(心理カウンセラー)

初めまして。椎名雄一です。 多くの大人が問題を先送りしようとします。今、解決しなければ、子どもはより困難な未来を乗り越えなくてはなりません。 [詳細]